ハンプトンコート宮殿と幽霊のはなし 2
歴史が好きなので、そのジャンルのドキュメンタリーを見たりして、
ヘンリー8世と6人の妻、みたいな話も
詳しくなったのですが
本当に、この辺り知れば知るほどドロドロしているなぁ、と思います。
妻が子ども産むのを見込めなさそうになったら、
「カソリックのままだと離婚できない」って、
自分でイギリス国教会つくっちゃう(もちろんトップは王様の自分)、とか、
イチャもんつけて妻処刑(しかも2人も)、とか、
当時でも超ドン引き案件で、
ドキュメンタリーによると、
晩年は嫁探しも段々難しくなっていったそうです。
旦那の友人がハンプトンコートで見たのは、
そのなかで5番目の妻、キャサリン・ハワードの幽霊だと思います。
Haunted galleryといわれる廊下で出ることで有名で、
不貞を問われて捕えられたキャサリン・ハワードが、
逃げ出してヘンリー8世に赦しを請おうと叫びながら走ったのが、
幽霊となって現れる、と言われています。
でも、それで「次は逃げるな」って言われても、
そりゃ怖いよねーと思ったら、
その上司によると、
「週に何回もあることだから慣れろ」
と言われたとのこと。
結局、友人はやっぱり怖かったので、
ハンプトンコートの仕事はすぐやめたそうですが、
そんなに頻繁にある出来事って
認識されているらしいのはびっくりです…!